間違った選択
2006/11/05 (Sun) 03:30:27
紅堂幹人

紅堂幹人了というか、もう100ページくらいからペラペラと流し読み。何をって、『累卵の朱』とかいう欠陥商品。作品の第3部から始まり、次に第1部がきて第2部は無し。中身は読み辛いったらありゃしない。『読んでて楽しくない』と感じたのは『大唐風雲記』以来。てか大唐風雲記の方はまだ読み通せたしライトノベルとしてまだセーフ。今まで読んだ中で最悪な質なのかも、マジ。そりゃ重版も何も掛からんわ、掛かってないと思う。掛かってたら驚き(ぁ)。小説を心の底からこんな『商品として駄目な物』として見たの初めてかも。こうして言わんもん。『累卵の朱』は近年の”ラノベ”レーベルでは商品にならん、と。レーベル面(読者対象、ジャンル他)でも内容としても駄目駄目なのだ。『白泉社My文庫』っていうレーベルが阿呆なのだと思う。My文庫は一応『ミステリ』を主として扱うはずだったレーベルで、当時富士見ミステリ文庫が創刊された辺りだったはずだからそれに対抗して、ってな感じで失敗した物だ。『累卵の朱』は中国の戦記物なので、そりゃカナ字は無いし、独自の作品用語乱発したりで読んでて意味不。中身が説明ばっかで、台詞が硬かったりいきなり軽くしたり、中身で笑っていても何が笑えるのかが意味不で置いてけぼり。こんなの出してる時点で出版部がおかしかったんだろう。紅堂は累卵の朱が1円で置いてあったとしても時間の無駄だと思うので取りません。暇つぶしにもならん。『アルファベット荘事件』のようなぼちぼち良質なのを隔月ペースで発刊できればよかったんだろうけどねぇ。『白泉社My文庫』レーベルの方向性が全くわからない物でした。当時表紙が表紙なので買わなかった(正直醜い・苦笑)黒田研二さんの『嘘つきパズル~究極の名探偵☆誕生~』もね。作家名としては北山猛邦さんもメフィスト賞作家だしいいと思うけど、何故(一応)ラノベレーベルのMy文庫で、という。想像のしやすいキャラクタ像で、気軽に読め、ティーンを対象にする軽い読み物。嘘つきパズルは下品でも良いにしても、表紙が醜い絵では買い手も付かず。増して男の絵など、どの辺を読者対象に想定しているのか悩みます。何もかも間違えた白泉社(ぁ)。白泉社の小説レーベルって、『花丸文庫』だけだし。
 最近のトレカ市場というかトレカ少年たちを見て微笑む。M:TGの人気よりは他の物の人気の方が強くなってる、とかねぇ。あーいう遊びも必要さね。とか永山アラモアナ2階に行ってきたわけで。グリフォンとか懐かしいなぁ。『王子に捧げる竜退治』読了。コバルト文庫って一応少女向けだし、そういう意味で何か”殺伐としてなさ”がいいのですよ。”ちょー”シリーズの平行世界を舞台に微妙にファンタジーしてる、っていう。紅堂としてはこういうのが好き。

 本日の読了⇒ジェスターズ・ギャラクシー3 愚神どもには安息を,同4 愚神のために恋歌を,累卵の朱~万象史記~,王子に捧げる竜退治,フェイク!~有村央生のアート事件ファイル~

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