- ネット声優向けセリフ集
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『殺人予告』
・ユリ 女の子。凄腕の傭兵。
・タクト 男の子。ユリを雇っている、気弱な魔法使い。
ユリ「赤ずきん……」
タクト「ユリ、それって一体」
ユリ「タクト君。正直に答えて。キミ、うらみを買うようなこと、したことある？」
タクト「へ……？」
ユリ「いいから答えて。ひとつくらい、今でも覚えているようなことがあるでしょう」
タクト「そ、そんな突然……」
ユリ「答えて！！」
タクト「あ、あるよ……そりゃ、誰だって」
ユリ「それは男性にしたの。それとも……女性？」
タクト「そ、それは……女せ……」
ユリ「ああ！ 何てこと……タクト君、今のうちに懺悔を考えておきなさい。何とか、生き延びられるように」
タクト「な、ちょ、ちょっと！ 何なんだよ！ いきなり！ だいたいユリ、僕が何したかなんて聞いてないでしょ！？ 十何年前の話だよ？ それに恨まれるって言っても、ほんの」
ユリ「そんなの関係ないの。赤ずきんには」
タクト「だ、だから、何だよ。赤ずきんって……
(語り)『おばぁちゃん、ぶどう酒とパンを持って、お見舞いに行くわ……赤ずきん』僕の頭上に、ひらひらと舞い降りてきたメッセージカードには、そう、それだけが、印字されていた。何だっていうんだ？ 何をしたっていうんだよ？」
ユリ「殺人鬼」
タクト「え？」
ユリ「『赤ずきんは何だ？』タクト君が聞いたでしょう。殺人鬼よ。れっきとした」
タクト「な……えぇえぇえぇえ！！！？？？？」
ユリ「私にも、きっと守れない。けれど、先に言っておくわ、タクト君、これだけは安心して……遺骨は、必ず親族に持って帰るわ」
タクト「嫌だぁぁぁぁぁ！！！」
END
『トシの憂鬱』
・土方ヒロアキ
・担任の先生
・同級生A
・同級生B
土方「(語り)この苗字は、石川県からはるばる嫁いできた母より受け継いだものだ。母よ、君を恨まずして何を恨むべきか」
担任の先生「おい、トシー！ 日直お前だろー、黒板消しとけー」
同級生A「なぁトシ、宿題やってきたか？ 頼む、アネさんに見せてくれぇぇ！！！」
同級生B「トシィィーーー！！！！ 今日、センセ休みだってー！！ 部活ねーから！！！」
土方「だから。だからだからだからいっつも言ってるだろうが！！ 俺はトシじゃねぇ！！！！ ヒロアキだ！！ 土方ヒロアキだっつってんだろ！！！！
(語り)大河の馬鹿ヤロウ。委員長のヒロシ、通称ヒロの馬鹿ヤロウ。せめて苗字で呼べ、この下郎どもがぁ！！！！！」
END
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