- オンライン小説,ウェブノベル,ネット小説の正規表現
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オンライン小説,ウェブノベル,ネット小説の禁則処理 正規表現(紅堂幹人版)、2007年改版。リンクフリー・アンリンクフリー。
『無断転載は禁止』です。転載行為には引用も含まれる事を頭に入れておいてください。
一部引用は『このページにリンクを貼る(URLを記述する)』のを条件に許可します。
※註:本稿は2007年版です。スマホ閲覧向けなどを考慮すると、「オンライン小説の公開について(小説掲載ページのHTMLについて)」の項など手直しが必要だと思われます。基本を頭に入れつつも良いものを作っていただければと思います。
- 本稿を読む前に ... フォントサイズについて
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本稿ではユーザの閲覧環境の自由化を想定し、『本文のフォントサイズ』を指定していません。
ブラウザの『文字サイズ』設定などから『自身の見やすい文字サイズ』を選び閲覧してください。
OS・ブラウザによりますが、『Ctrlキー(Macだとコマンドキー)』と『マウスのホイールボタン(他に『+/-』キー)』を用いると文字サイズ変更が楽になります。
※当サイトの別コラム:『ウェブページのフォントサイズについて』
- オンライン小説,ウェブノベル,ネット小説の正規表現
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このページでは、『ネット小説(オンライン小説・オンラインノベル)の正規表現』を考えてみようと思う。
小説には当然、正規表現・書き方(記述方式)というものがある。
例を挙げてみると限が無いが、紅堂的に『最低限守ってほしい』事を挙げておく。
『印刷する際にも通じるもの』であり、『必ず守るべきだ』と強制するわけでもない。
正規表現が何故必要なのか? 簡単な回答は「読者に読みやすく読んでもらうため」です。
創作していると(この場合は小説書いていると)、自費出版やら同人誌やらに纏める人もいるだろうと思う。
その時、正規表現をしていないと修正が大変になります。その為にも、正規表現で小説を保存しておくことをお勧めします。
『読者は機械じゃないんだから、可読であればいいじゃないか』? 作者が『読者を意識してない』の丸見えですよね。
最重要項目は『作品自体で読者を意識して書かれているか』ですが、『読みやすく』も意識しましょうよ。
本稿で記すのは『小説の書き方』ではなく、『発表・公開時の書式』です。
何を手本とするか。読者にとって何が読みやすいか。
小説版『ひぐらしのなく頃に(講談社BOX刊)』は閉じ括弧末尾に句点打ってあったり三点リーダが1つだけといった表記方法で少数派です。
やはり『読みなれた記述法で書かれた文書の方が可読性が高い』わけですよ。読書家視点からすれば鼻に付くとか。
同級生同士で回し読むような内輪だけに公開するのが前提ならば崩してもどうでもいいですけど。ネット小説とか言うけど、ここで指すのは『モバイル(携帯端末)向け』ではなく飽くまで『パソコン向け』の表記方法です。
携帯向けなら『カタカナ表記を半角カナにする方が【パケット量少なくて済む】』などこれとは違った表記方法があります。
英数字・記号・カナを『全角⇒半角/半角⇒全角』など相互変換できるエディタは後述紹介。
携帯向けの小説サイトを作るのであれば、PerlならJcodeの『z2h(全角to半角)で変換する』などの手があります。
「ぢゃぁ、どぅすればぃぃんですヵ??」「ぁりがとーござぃます。ゎかりました。敬語を使ってるつもりだったんですヶド。」
……という風に普段からギャル文字・小書き文字等を使う人は本文も乱れている可能性大です。
・同音でも『ぢ』ではなく『じ』。『~とは』を『~とゎ』という感じに置換している。
・何でも『ぁぃぅぇぉっゃゅょゎヵヶ』などの小文字にできる物を小文字にしている(小書き文字)。
こういった人は小説の記述方法ではなく、正しい国語(日本語)の勉強から始めましょう。
普段から市販の『文芸誌・小説』を読みますか? 『小説を読まない』のに『小説を書こうとする』のは無謀です。
日本の学校に通っているのであれば国語や現代文の教科書を手にしてください。短編やショートショートの一つくらい載っているはずです。
ケータイ小説や初心者の書いた小説を真似して書こうとしても正しい書き方ができないのは明白です。
普段の掲示板・チャット等での挨拶から意識してみましょう。素で『こんにちわ』と発言していませんか? 正しくは『こんにちは』ですよ。敢えて誤表記してるなら構わないですが、単に『皆が”わ”使ってるから私も』なんて考えはやめましょう。
これら『正しくない日本語の使い方』に対し嫌悪を覚える人もいます。正しましょう。
最低限、読む側に対し失礼の無い使い方をできるようになってから公開するよう。
貴方のフィールド(中学生・10代・若者・仲間内)での限定された使い方ではなく、社会全体としての『失礼の無い使い方』を心がけましょう。
ある程度の『暗黙の了解』となった書き方は覚えておきましょう。
- 小説を書く際に「必ず守って欲しい事」
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『横書き・左寄せ』の場合が対象で、『必ず守って欲しい事』。
#01 「~~。」このように書いてはならない。つまり、『閉じ括弧の最後に句点を打たない』。
出版社にもよるが、主に教科書や純文学,ジュブナイル小説等で見かける物。
内容が引用や祝詞である場合は敢えて句点を付け表現する事もある。
#02 !,?などの『感嘆符,疑問符の後は基本的に全角空白を入れる』(『括弧末尾の場合は空白を入れない』)。
#03 沈黙などを示すリーダ,三点リーダは『……』と、『・を六つ書く』事。
・例(空白部を□で表しています。)
中黒『・』を六つ記述する書き方があるが、正しくは『三点リーダ記号を二つ使用』する。
MS-IMEで「にてん」で変換できる『‥』の二点リーダは『省略符』であり、使うべきではない。
MS-IMEで「さんてん」で変換できる『…』の三点リーダ『沈黙府』に統一するべきである。
尚、台詞で沈黙のみを示す場合は『…………』と三点リーダを四つ繋げる。
多用するかもしれないので、……で辞書登録しておくと便利である。
リーダは『多用すると暗い小説』というイメージが付いてしまうかもしれない。
基本的だが、注意すべき点だろう。
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× 「君は・・・・・・だれ?□」
× 「僕だ、アルフレッドだ!僕は、君の幼馴染のアルだよ。」 -
○ 「君は……だれ?」
○ 「僕だ、アルフレッドだ!□僕は、君の幼馴染のアルだよ」
#04 『―』は『ダッシュ(ダッシュ記号・ダーシ記号)』と読み、『――』と二つ繋げて使う。
『―と―の間に隙間が出来てしまう』フォントもあるので注意が必要だ。
『ハイフン(-)』や『マイナス(-)』などと勘違いする人も多いようなので注意。
多用するかもしれないので、――で辞書登録しておくと便利である。
#05 『半角カタカナ』は使ってはならない。
「これは当然だろうな」と思うのだが、小説に半角カタカナを用いる人を稀に見かける。素直に止めましょう。
水無瀬の部屋にある『Deluxe Next Notepad』(テキストエディタ)を使うと楽に全角⇒半角/半角⇒全角相互変換できます。
#06 『セリフの前にキャラクタの名前を書いてはならない』。
これは、『小説ではない』。『台本』や『脚本』、『セリフ集』の類であるとみなされる。
同じく、オンライン小説ならではの表現で、『キャラクタのセリフを色変えする』物があるが、これもなるべく止めるべきである。
『下書き段階』で台本風に会話文だけを書き出してから地の文に取り掛かるという書き方をするのは自由ですが、発表時には直しましょう。
会話文だけでなく、『地の文』で作品を料理するのが作者の腕の見せ所です。発表時にセリフの前に名前を書いている物は、手抜き作品です。
台詞の前に名前を書いていて『小説』なの? 『台本』や『脚本』じゃないの? 出版すると仮定して、ソレを小説として出版できるの?
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× 「君は・・・・・・だれ?□」
- 小説を書く際に「なるべく守って欲しい事」。
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#11 作文と同じように、「台詞・括弧以外の文頭には全角スペースを入れる」。つまり『字下げ(インデント)』する。
重ねて注意するが、『セリフは字下げしなくて良い』。
全角スペースが嫌ならば半角スペース( )を二つ。オンライン小説に限っては『絶対守って』と強調する項でも無い。
強調はしないが、『縦書きビューワーソフト』という物があり、読者は貴方の作品を縦書きで読んでいるかもしれない。
正規表現表示(字下げ済)
彼は死ぬ。それが運命だから。
「まだ、死にたくない……。俺はまだ、まだっ!」
慟哭は虚空へと消える。
「くそっ、何で俺がこんな目に……」
空白の位置を□で表したもの
□彼は死ぬ。それが運命だから。
「まだ、死にたくない……。俺はまだ、まだっ!」
□慟哭は虚空へと消える。
「くそっ、何で俺がこんな目に……」
#12 『小説内での数字の示し方』。
これはウェブ上、『横書きでのみ公開する』ならば半角英数字で問題ありません。
但し、「あ、ラビットくんが3匹いる!」のような『全角英数字は使わない』事。『三匹』と漢数字を用いましょう。
年月の示し方だと、「1984年」は『一九八四年』となる。『千九百八十四年』だと、長くなるし、読み辛くなる。
『17番』などの二桁の場合振り方は『十七番』と記しても良い。
二桁の数値であれば、そのまま半角英数字で書いても良い。印刷する場合は二つ並びます。
英数字をどうしても使う事になるならば、例の「確率8.46」という風になる。
例:「園児時代から今まで数えて11/13。確率8.46なんて、滅多に無い」
#13 『英文(文章)は半角英字で「My name is Jack.」』のように書く。
『HTML』のような『略称は全角英字』でも構わない。(HTML:Hypertext markup language)
#14 ネット小説での改行について。
ネット小説を見ていると「読みやすくする為」に改行をしているページ・作者が多い。
『普通の小説であれば改行しないだろう所にも改行する』という意味だ。
これでは段落分け等が分かり辛くなってしまう。
『行間が狭くなってしまい読みづらい。改行して対応しよう』と考えてしまう前に、ネット小説ならではの対策法を考えてみよう。
HTMLで公開する場合は『スタイルシートを使う』という手段がある。
小説投稿掲示板などでは使えないが、自分のサイトで公開しているのであれば有効。
<div style="line-height: 150%;">~</div>と本文部分を括っておくだけで行間が開くので便利である。
スタイルシート非対応ブラウザでない限り、きちんと行間が空いているのが確認できるはずだ。
こんな所だろうか。気が付いたら追加していく。
「こんなのも守るべきなんじゃない?」というのがあれば掲示板に書き込み頂けるとありがたい。
- オンライン小説の公開について(小説掲載ページのHTMLについて)
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書き方、というわけではないがウェブノベル・ネット小説・オンラインノベルの『公開について』も触れておくとしよう。
・小説を掲載したページを公開するのであれば、読み切りならば一ページ、連載など複数に分かれている場合は話数で分ける。
『HTML単体の容量』や『HTML数が多くなって管理が面倒』というのであればa(リンクタグ)のid,nameで話数毎に名前を指定し、その話数まで飛ばす形式を使おう。
・文字,フォント(face/familiy)は見やすいものが望ましい。『押し付けるべからず』。
書籍――小説で読者が一般的に慣れ親しんでいるのは『縦書き+明朝体』だ。
オンライン小説であるならば『横書き+ゴシック』の方が『読みやすく望ましい』という声もある。
無理に明朝体を使おうとすると、『返って見づらくなってしまう』場合があるので注意した方が良い。
OSやブラウザによっても表示が違うので注意が必要である。
※『どちらが見やすいか』アンケートで『ゴシック体:7割』『明朝体:2割』(残りは「どちらでも」)とか出てた記憶が。
・文字の大きさ(フォントサイズ)を指定するのであれば<font size="2">~</font>辺りが望ましい。
スタイルシートを理解しているのであれば、<span style="font-size:13px;">など自分で見やすいものを指定すると良い。
フォントポイント数で言うとfont-size: 10pt;(MSIEの文字のサイズ『小』)辺りが望ましい。
小さすぎてはいけないし、大きすぎても読みづらい。それに、見る側の環境で設定も変わってしまう。
尚、何故『font size=指定中「1から7まで」の内2なのか』というと、これがMSIE上の『文字のサイズ「中」の時に文字のサイズ「小」』に値する為。スタイルシートのpt数で列挙すると『最小は9pt,小は10pt,中は12pt,大は14pt,最大は16pt』になる。
ユーザを『Windows』に限ってしまうのであれば、『9pt/10ptが最適』と感じるユーザが多いはずなのである。『何故か?』自分で確認するためにも、デスクトップのプロパティ『デザイン』タブを開いて欲しい『フォントサイズ:標準』になっているだろうか。あと、『詳細設定』のボタンをクリックして出てくる『デザインの詳細ウィンドウ』の『指定する部分』を色々と選択してみるといい。標準であればフォントの『サイズ』指定が9になっているかと思う。この時のフォントサイズは文字ポイント数を表しているのだ。9ptが『デスクトップ・エクスプローラー標準で目にしている文字の大きさ』というわけだ。
……とフォントサイズについて書いたが、何も考えず『文字サイズを指定しないのが無難』なのだろう。
OSやブラウザによっても表示が違うので注意が必要だ。
皆が皆『Windowsを使い、Microsoft Internet Explorer』で見ているわけではないのだから。
Windows+MSIEであれば文字の大きさ『小(10pt)』が見やすいかもしれないが、他のブラウザでは? という事。
注意書きに『Ctrl(コマンドキー)を押しながら+/-やマウスのホイールボタンでフォントサイズを変更できます』と書いておけば良いのだ。
・ページ(背景やフォント)の配色はシンプルが好ましい。
例えば、『背景が赤で文字が青』というのは視覚的に辛いと感じるだろう。
紅堂幹人の場合は『背景は白地に、文字色はグレー(#454545)』に設定している。
『白と黒』という真逆の配色は見辛いかもしれない、と紅堂が判断したため。
オンライン小説の公開に関して、配色はページの作成者の判断によって決めるしかない。読者の気持ちになろう。
・小説掲載ページではMIDI(音楽)を鳴らさない,Javaアプレットを表示しない。
BGMを流し、自動演奏にするのはタチが悪い。
プルタブで読者が聴きたいならば聴ける、というのが一番の理想形だろう。
JavaアプレットやFLASH(swf)なども表示しない。
いくらDSLなどで読み込みが早くなっているからといって、これはダメ。
『ハーボット』なども含まれる。不必要ならば載せないようにしましょう。
・『挿絵は読み込みが遅くならない程度に』。
挿絵があり、表示したいのであれば、画像はなるべく重くならないようにしましょう。
bmp(ビットマップ)形式ではダメです。jpg/png/gifなどに変換してから使いましょうね。
・文字が『中央揃え(センタリング)』の小説。これを使う小説の大体は物語性が低いし、読みづらい。
導入部・プロローグのみの演出であるならば良いだろうが、全編中央寄せは読んでくれるユーザ減少に繋がります。
・登場キャラクタ別に台詞・鍵括弧の色を分ける小説は、ウェブならではの表現だ。
大人数登場させる場合は誰の発言であるかが人目でわかり楽ではあるが、小説としての完成度は低くなる場合がある。
・小説を載せるときに『面倒だから』という理由で<pre>タグで本文を囲もうとする人がいる。
これはやってはならない。preタグは標準で文字を小さくしてしまうため、少なくとも<pre style="font-size: 10pt;">などで文字サイズを整えてやらなければならない。
preタグを使うと、表示そのままになるので『改行はされない』。つまり、一行に長い文章が書かれる事になる。
『長い行』があれば一行でもあれば見辛くなる。preタグは使わない方が賢明である。
そこで、必要になるのはやはり<br>、つまりは改行タグである。
自分のサイトで自作小説を載せるのであれば、<BR>PLUS君 Ver 2.20や<br>Plusのような『行末尾に改行タグを付加するプログラム』を利用すべきだ、というわけ。
- 最後に
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本稿が少しでも貴方の為になったならば幸いです。
当ページの閲覧確認は以下の環境で行っています。※2007年時点
尚、Netscape Communicator 4.7x以前などの古いブラウザでは正しく表示されない可能性があります。
- WindowsXP Home SP1
- Internet Explorer 6.0 SP1(5.0以降)
- Mozilla Firefox 1.0.8以降
- Opera 7.5x以降
- Netscape 6.2.3以降
- Netscape 8.x以降(Firefoxベース)
- Mac OS X(10.4.x=Tiger)
- Safari 2.0.3(417.9.3)
- Mozilla Firefox 1.5.x
- Opera 8.5x
- Windows 8.1 Pro with Media Center
- Trident::Internet Explorer 11
- Blink::Google Chrome 31.0
- WebKit::Mozilla Firefox 26.0(ESR 24.x)
- Apple(Mac) OS X 10.9 Marvericks
- WebKit::Safari 7.0
- Blink::Google Chrome 31.0
- Gecko::Mozilla Firefox 26.0(ESR 24.x)
- Opera 12.16(Presto), Opera 18(Blink)
- WindowsXP Home SP1
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自分の領域内でしか主張できない可哀想な人が
”何時何処の総理大臣が『セリフの前にキャラクタの名前を書いてはならない』なんて決めたの?”
なんて子供のような戯言書いてましたが、回答は『出版できるレベルじゃないよね、それじゃあ』と返します。別に書いてもいいですよ、『小説』としての完成度低くなるでしょうけど。ケータイ小説として書くならご自由にどうぞー。ほら、若者の活字離れを憂うなら作品自体を低レベル化させて量産したらどうですか。台詞がメインで地の文が少なくて、アイコンを付けたらチャットのように見える物を作りたいならどうぞ。それってやっぱり『小説ではない』のですよ。台本とかチャットとかキャラロール系コンテンツとかTRPGリプレイとかじゃないですかね?
……出版されるべき『日本語で記述された小説』は縦書き小説である――
そういう日本国内に於ける”暗黙の了解”があったのは事実でしょう。
紙に文書として記す際に日本人にとって日本語が最も美しく映える書式が縦書きであったのだから自然な事です。
しかし、暗黙の了解ルールを破った”未熟者達”が最近多いケータイ小説作家である事を否定できますか?
この点からすると角川スニーカーから清涼院流水氏の横書き小説『みすてりあるキャラねっと(2002年10月)』が出版され、
ケータイ小説の始祖がYoshi氏であり、『Deep Love アユの物語(2000年に発表,2002年12月に書籍化)』であるのも考えてみるのも面白いかもしれません。
縦書きルールに則った『様式美』を善とするのも悪くはないですが、視野を広げるのも良いのではないでしょうか。ただ、クオリティは下げずに。
出版上に於ける『最低限のルール』さえ守り、小説の形態を持っているのであれば作品が新たな可能性を秘めた物かもしれないのです。
2007年現在に見る『ケータイ小説作家』達が小説をロクに読まずに小説を書こうと思った”未熟者”というのは否定できないのですが……。
ケータイ小説家に若年専業主婦が片手間に書いた、というものも見かけられるらしいし。専業なら『小説』読んで表現等も上げて一捻り欲しいもの。
*ウェブ上で公開されていたケータイ小説に出版上”横書き”が多いだけで『読者数』が多いか少ないか……売り上げという物差しで語るのは間違いでしかありません。
出版社が”活字離れの進むインターネット世代=若者”という顧客層開拓に携帯電話で読める小説であったケータイ小説を商品として並べてるにすぎないのですから。