- 溜息
- 2004/09/02 (Thu) 19:00:39
紅堂幹人 私は溜息を吐いた。本を愛していない人間が本屋で働く事ほど、馬鹿らしい事はない。人を見下したように、小説にブックカヴァをかけないで袋へと入れ、大雑把に渡そうとする。「貴方は本を愛していない。だから、本屋で働くのには向いていない。私は小説を多く読むから新書サイズのブックカヴァを持っているが、持っていない客ならばどうするだろうか。文句を言うだろう。まぁ、こうして私も文句を垂れているわけではあるが、はっきり言おう。説教だ。私の後ろに客が並んでいるわけではなく、貴方は単に隣にいる同僚と駄弁るだめたけに”さっさとうぜぇ客を片付けちまおう”と思っただけだろう。その態度は、どうだろう。アニメイトで買おうとしたならば青い袋でオタクなのだろうな、と思われるかもしれないと買わなかったのに、こんな仕打ちなのかい! 何よりカヴァを掛けなければ本が穢れてしまうじゃないか!」なんて考えても、喋るだけ面倒だし、本コレクターかよ、とか思われそうだから「この店も落ちたもんだな」と呟いた。そんな、夏も終わりかけの日(マテ)。
青い袋でアニメイトと分かるのはオタクだから大丈夫、なんてコメント頂きました。まったく、その通りですな(ぁ)。・ソウルドロップの幽体研究 Spectral Speculation of Soul-Drop ――禁涙境事件も買いますが。
本日の読了⇒ジャッジメント・ワールド 歌え〈ドミニオン〉我がために,〈バースデー〉には死の裁きを
行きずりの〈復讐者〉買おうと思ったら近くの本屋には無いようだ。しくしく。- この記事のURL
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