美味い日本酒/巣食う魔物
2008/06/23 (Mon) 00:14:04
紅堂幹人

紅堂幹人当に美味い酒だ。「幻の瀧 純米吟醸 無濾過生原酒」。500mlで1000円だけある。こうまでぐいぐい呑める酒久しぶりな気が。
 脳内に巣食う魔物が居る。それは無垢な物だけを欲しがるグルメで。現状、俺はその魔物と共生しているのだ。俺はこの魔物と共に1匹と1人きりで生きていくしかないのだろうか。これまでもそうだったろう。これからも同じだとして、それが何になる。自分が歪んでいる自覚はあっただろう。歪んだ俺よ。選んだのは自身だ。俺に、■■■があったのだろうか。俺は……。諦めることはしない。餓鬼のままで居続けようか。
 突然彼女の目の前に雪の妖精が現れ、教室内は静まり返った。僕だって目を瞬かせてそのシーンを見ていた。背の丈30程度、雪の妖精としては稀な程に大きい固体だ。普通に居る妖精のサイズが掌大なのだから違いがわかる。妖精が少女に手を差し伸べた。少女もおずおずとその手に触れる。すると、雪の妖精は微笑んだ表情を浮かべ、離れていってしまった。妖精の気まぐれか。周囲が彼女を囲み、喧騒に包まれる。――何なんだあれ――触った感想は――雪の妖精に選ばれた――雪の力を持っている――妖精論について論議を交わす生徒も居る。あれこれと騒がしい教室に教師が入ってきて「Aqwbelinaさん」と彼女に呼びかけた。教師と彼女――アクベルナが教室を後にした後も教室は騒がしいままだった。Aqwbelina Arkgelin Arfarfan。AAA(トリプルエー)の名前を持つ彼女は、落ちこぼれとして周囲に見られている。その彼女に”たまたま”大きい雪の妖精が近づき、手を差し伸べた? 僕はそのシーンに釘付けになっていたにも関わらず、何もわからない。
 幻の瀧 純米吟醸 無濾過生原酒 400ml程度
 観了⇒コードギアス R2 10~11話

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